児童労働問題とは

私たちの豊かな暮らしの裏では、途上国の児童労働問題が実在します。世界には児童労働者が約1億6千万人おり、これは世界の5〜17才の子どもの10人に1人が該当する数値です。 世界の中で児童労働の割合がもっとも多いのは、サハラ砂漠以南のアフリカ地域で、その割合は4人に1人と多く、深刻な問題になっています。

児童労働問題の定義

15歳未満の
義務教育・健康を
妨げる労働

18歳未満での
危険有害な労働

児童労働問題の現状

世界の子どもの
10人に1人が
児童労働問題に直面

アフリカ地域では
4人に1人 ※サハラ砂漠以南

児童労働が発生しているのは
アジア・アフリカ地域が

92.5%

ガーナのカカオ産業で児童労働に
従事している子ども

77万人

出典:ILO & UNICEF Grobal Estimate 2021
NORC:Assessing Progress in Reducing Child Labor in Cocoa Growing Areas of Côte d’Ivoire and Ghana

有楽製菓のお菓子が
みんなに届くまで

  1. 収穫
  2. 加工
  3. 出荷
  4. 加工
  5. お客さま

カカオの収穫から出荷まで、現地での工程では、ナタを使用した危険作業や、カカオの実がなる場所が高所であることから、木を登っての高所作業など様々です。
有楽製菓ではこのような児童労働に対して配慮されたカカオ原料のみを使用してまいります。

SDGsとは?

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

カカオから学ぶ児童労働問題

よくあるご質問

児童労働とは?

「児童労働」とは、子どもの教育や健康的な成長を妨げる、法律で禁止されている子どもの労働のことを指します。国際労働機関(ILO)により国際条約で定義されている、15歳未満(途上国は14歳未満)、つまり義務教育を受けるべき年齢の子どもが教育を受けずにおとなと同じように働くことと、18歳未満の危険で有害な労働について「児童労働」としています。

児童労働撤廃に取り組むカカオとは?

サステナブル・プログラムで管理されたカカオ原料で、プログラムにはCLMRS(児童労働監視改善システム)によりモニタリングする機能を有しております。

児童労働が無くなると家計収入に影響しませんか?

弊社では、カカオ原料に支援金を加えて通常より高く購入することで、カカオ産地の課題を改善する活動の支援をしております。 児童労働撤廃に向けた取り組みのプログラムの中には、児童労働を禁止するだけではなく、農家へのカカオ栽培技術指導による収穫量の増大、農業の隙間時間を使った副業の支援による収入の安定化など、複合的に暮らしを改善し、結果として児童労働が不要となる環境を目指す取り組みとなっています。

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