有楽製菓はたくさんの笑顔のためにおいしいお菓子を作ってきました。
“たくさんの笑顔”の中には食べる人だけでなく、作る人を含むみんなを笑顔にしたいという強い思いがあります。
ブラックサンダーを作るためには「カカオ豆」が必要です。
「カカオ豆」は主に西アフリカ諸国で生産されていますが、実はその生産のために多くの子どもたちが働いています。働く子どもたちは学校へも行けず、将来の夢を描くこともできません。生まれた国が違っても子どもたちの未来は平等にあります。
このような問題解決の一助になればという想いから、
スマイルカカオ=児童労働撤廃に取り組むカカオ原料への切り替えを始めました。
2025年までに有楽製菓にて使用するすべてのカカオ原料を児童労働問題に配慮されたカカオ原料へ変更します。カカオ原料のみならず、世界を取り巻く社会的課題へも随時取り組んでまいります。
2018年秋に当社会長の河合伴治が、知人からの紹介で児童兵に関する講演会を聴講していたところ、チョコレートの原料であるカカオ豆の生産も児童労働があることを知りました。「夢のある安くておいしいお菓子を創造する企業を目指します」を経営理念に掲げて菓子作りをしているにも関わらず、子どもたちのみならず多くの方の笑顔を作るお菓子が子どもの笑顔を奪ったうえで作られている事実を知り、「作る人も食べる人も、みんなが笑顔になるように」という思いから児童労働問題に専門的に取り組むNGO法人「ACE(エース)」をご紹介頂きました。ACEはガーナやインドで子どもたちを危険で有害な児童労働から守り、教育を支援するとともに住民の自立を支援する活動を行なっている非営利団体です。これまで当社ではガーナ国内へ現地の需要に応じた教育施設の建設や学習サポートを行ってきましたが、学習機会に恵まれることのない子どもたちが現地には多数存在していることを知り、ガーナ産原料を使用する側として何とかしたいとの思いからスマイルカカオプロジェクトを立ち上げました。
児童労働撤廃を目指し、段階的に児童労働撤廃に取り組む原料の比率を増やしていき、2025年までに自社商品に使用するすべてのカカオ原料について、「児童労働撤廃に取り組む原料(スマイルカカオ)」へ変更することを目標としています。また、児童労働撤廃の目標において有楽製菓ができることには限りがありますので、NGOなどを通して児童労働問題を解決するための活動を支援しています。
カカオを挟んで両側に二つの笑顔を描くことで、「どこにいる子どもたちも同じ幸せを感じられる未来を」という思いを込めてデザインしました。
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