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代表取締役社長 河合 辰信

代表取締役社長 河合 辰信

オンリーワンの発想で、“夢のあじ”

「遊び心を持ったすべての人たち」の
オナカとココロを満たすブラックサンダー

有楽製菓の主力商品であるブラックサンダーは、味の良さ・低価格・ハイボリュームというコストパフォーマンスの高さで他の商品と差別化ができていました。
しかし、時代とともに市販のお菓子の品質が向上する中でお客様のニーズも多様化し、ハイカカオチョコレートのような健康志向や、専門店のような高級志向の商品が店頭に並ぶようになっています。そのため、他の商品ではなくブラックサンダーを選んでいただくためには、コストパフォーマンス以外の価値をお客様に提供することが重要と考えています。

その中でもアピールしたいのは、コミュニケーションツールとしてのブラックサンダーです。
ブラックサンダーは、これまでの“お菓子としてのブラックサンダー”を中心とした考え方から、“ブランドとしてのブラックサンダー”を中心に活動を行うようになりました。それによりお菓子の中身だけでなく、動画やイベントなどのお菓子以外の幅広い活動でブラックサンダーの価値を提供することが可能になり、これまで以上に「遊び心をもったすべての人たち」に親しんでいただけるようになりました。また、ブラックサンダーをお客様の目線で見つめ直すことで、お菓子自体の品質を向上させることにも繋がりました。
これからもブラックサンダーは、お客様のオナカとココロを満たし続けます。

100億円企業だからこそできる取り組み

有楽製菓は2000年代半ばから売り上げが約3倍に伸び、現在は100億円企業となっています。更なる成長を図るため、各部門においてさまざまな目標に取り組んできました。
「品質管理」においてはFSSC22000を取得し、各工場にて食の安全を推進しております。要の「生産」においては、労働安全衛生マネジメントシステムISO45001を取得し、安全を第一に、品質改善、合理化の促進にも取り組んでいます。「マーケティング」においては、デジタルマーケティングを積極的に行い、SNSでの活動をより増やしていく予定です。「商品開発」においては、マーケティングの結果をもとに、より消費者目線に立った商品の強化を図っています。

また、「直販事業」においては、自社からお客様へダイレクトに販売できる直販・通販をより有楽製菓を表現する場として活用したいと考えています。
直営店舗ではその場で作るライブ感のある商品を、通販ではブラックサンダーの世界観を体験できる商品を、という風に、更に商品の幅を広げていく予定です。

また、会社の規模が大きくなるにつれ、社会に対する責任が高まっていることを意識しています。
そのため、CSR活動をはじめとする社会貢献活動にも積極的に取り組み続けています。

代表取締役社長 河合 辰信 2

アジア圏、台湾を中心に、世界へ

「海外事業」においては、最大の販売先である台湾では、2018年に現地パートナーと合弁会社を設立、台湾現地での商談やマーケティングなどを強化しています。香港や中国等のアジア圏、アメリカ・メキシコ等欧米諸国にも少しずつ販売を広げています。2017年には、シンガポールに合弁会社を設立。インドネシア、マレーシア、ブルネイ等に販路を広げています。インドネシアに製造拠点を置くことによってハラル認証を受けられるため、将来のイスラム圏での販売も視野に入れて活動をしています。2020年以降はコロナ禍で海外との往来が難しい世の中となりましたが、世界のたくさんの方々にブラックサンダーはじめ有楽製菓のお菓子を召し上がっていただけるよう海外事業に取り組んでいます。
「観光事業」においては、札幌工場で製造している北海道の土産物をより全国区にすべく販路を広げる活動を行っています。それ以外の新たな取り組みとして、有楽製菓の拠点がある東京都小平、北海道札幌、愛知県豊橋だけでなく、京都や沖縄など国内の市場性の高い場所に向けた限定商品を開発し、土産物として展開する取組みを推進しております。

“日本一ワクワクする菓子屋”を目指して

2018年2月に、先代から引き継ぐ形で社長に就任しました。
代替わりをしても、創業当時からある「夢のある安くておいしいお菓子を創造する企業を目指します」という企業理念は今後も貫き通していきます。
そのためにも、有楽製菓は“日本一ワクワクする菓子屋”を目指し、働く我々社員もワクワクした気持ちでお菓子を作り、お客様に“夢のあじ”を楽しんでいただきたいと感じています。そして、お客様にお得感を感じてもらいながら、既成の枠にとらわれないユニークな発想を提供し続け、業界の中でも常にオンリーワンの企業でありたいと考えています。

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